【リリース】IoT 検定制度委員会発足のお知らせ―日本がIoTで世界をリードするために―
ニュースリリース
平成28年4月27日
IoT検定制度委員会
IoT 検定制度委員会発足のお知らせ―日本がIoTで世界をリードするために―
IoT検定準備委員会は委員会メンバーの承認を得て、正式にIoT検定制度委員会としてスタートしたことをお知らせ致します。
【IoT検定制度委員会メンバー】
委員長 :中島 洋
事務局長:近森 満
【メンバー】
・ 中島 洋 国際大学 グローバルコミュニケーションセンター 教授、全国ソフトウェア協同組合連合会 会長、株式会社MM総研 代表取締役所長、一般社団法人日本個人情報管理協会 理事長
・ 満岡 秀一 株式会社トップゲート 取締役
・ 渡辺 登 NPO法人WRO Japan 実行委員長(兼)事務局長
・ 原口 一孝 KT-NET 運営事務局、東京システムハウス株式会社 スマートセキュリティプロジェクト課長
・ 伊本 貴士 メディアスケッチ株式会社 代表取締役
・ 高安 篤史 合同会社コンサランス 代表、中小企業診断士
・ 末石 吾朗 東京電機大学 講師、人工知能概論 共著者
・ 近森 満 株式会社サートプロ 代表取締役、電気電子系技術者育成協議会 理事、一般社団法人職業能力支援機構 理事
【これまでの経緯】
平成28年2月5日
IoT検定準備委員会発足とIoT検定制度の立ち上げについて発表
www.certpro.jp/news/news_160205.html
平成28年3月24日
IoT検定概要の発表と4月前半にIoT検定レベル1ベータ試験の実施を発表
www.certpro.jp/news/pdf/20160324.pdf
IoTはあらゆるモノをインターネットに繋げるだけでなく、データを収集・分析し、サービスや装置を制御する、さらに制御を自動化し人工知能(AI)を用いて効率改善まで自動化することができるようになります。
世界中で社会の仕組み、あらゆる業界でのビジネスルールが変わる、まさに第4次産業革命の起爆剤になるとも言われています。
日本でもこの分野で立ち遅れると、世界での技術大国としての立場を失うことになります。日本でIoTを推進させるための一番の課題は「人材育成」です。
IoTのプロジェクトを計画・推進するには、産業システム・法律・デバイス開発・無線ネットワーク・データ分析・セキュリティなど非常に幅広い分野に関する知識が必要です。
それに加えて、IoT特有のプロジェクト管理手法や設計手法も学ぶ必要があります。
【IoT検定制度委員会の目的】
IoT検定制度委員会(委員長:中島 洋)は、人材育成に関する大きな課題を解決するための方法の一つとして中立な立場でIoTに関する知識やスキルを認定する試験「IoT検定」を制度化しました。
IoTに関する知識だけを問うのではなく、IoTの真の価値を理解し世の中を変える事ができる人材を認定する事を目的としているために、試験範囲に企業戦略やビッグデータ・人工知能などの成長技術分野も含まれています。
【IoT検定委員会の役割】
IoT検定は、検定を開発する過程でIoTに関わる様々なポジションにおいて必要となる知識や技術を標準スキルとして定義を行い、スキルを効率的に学習し身につけるための手助けができると考えています。
「IoT検定の合格」というわかりやすいマイルストーンを設定する事で企業における学習支援や個人のモチベーション向上につながり、優秀なIoTプロジェクトを推進する、次世代の産業を引っ張るリーダー的人材を輩出する事ができると考えています。
【IoT検定制度の体系】
IoT検定レベル1試験 プロフェッショナル・コーディネータ
IoT検定レベル2試験 プロフェッショナル・エンジニア
IoT検定レベル3試験 プロフェッショナル・アーキテクト
公式ホームページ www.iotcert.org/
公式フェイスブック www.facebook.com/IoTkentei/
【IoT検定委員会の今後の方針】
検定の実施以外にも、様々な形で学習に必要な情報発信や教材の開発、企業や各種学校における教育の支援などを実施していく予定です。
2016年4月に業界有識者の協力を得てベータ試験を行い、2016年5月に正式な受験開始となる「IoT検定レベル1 プロフェッショナル・コーディネータ」はIoTの基礎的知識やスキルを全般的に問う内容となっており、企業経営者・企画担当者・プロジェクト推進・営業・マーケティング・技術者・コンサルタントなど幅広い職種の方を対象としています。
IoT検定レベル1プロフェッショナル・コーディネータの出題分野としては、「戦略・マネジメント」「産業システム」「法務」「ネットワーク」「デバイス」「プラットフォーム」「データ分析」「セキュリティ」の8分野です。
範囲が広く感じるかもしれませんが、基本的かつIoTで必須の知識についての質問が中心となるので、しっかりと勉強すれば合格は難しくないと思います。
また、開発予定のレベル2、レベル3に関しては、デバイス開発・ビッグデータ・人工知能などの専門的な内容について問う内容となる予定です。
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※IoT とは
Internet of Things の略
コンピュータなどの情報・通信機器だけでなく、世の中に存在する様々な物体(モノ)に通信機能を持たせ、インターネットに接続することにより、相互に通信し、自動認識や自動制御、遠隔計測などを行うことをIoT という。
自動車の位置情報をリアルタイムに集約して渋滞情報を配信するシステムや、人間に代わって電力メーターが検診情報を電力会社と通信し、電力使用量を申告するスマートメーター、大型の機械などにセンサーと通信機能を内蔵して稼働状況や故障箇所、交換が必要な部品などを製造元がリアルタイムに把握できるシステムなどが考案されている。
※M2M とは
機械と機械が通信ネットワークを介して互いに情報をやり取りすることにより、自律的に高度な制御や動作を行うこと。特に、コンピュータや通信装置などの情報機器以外の機械にセンサーや処理装置、通信装置などを組み込んで、データ収集や遠隔監視・制御などを行なうことを意味することが多い。
Machine to Machine M to M の略
M2M システムの例としては、工場内での工作機械の集中制御や、自動販売機の在庫状況の遠隔監視、様々な建物に設置されたエレベーターの稼働状況の監視、実際の自動車の走行状況を集約したリアルタイムの渋滞情報、発電所や家庭の配電盤などにセンサーやコンピュータを導入してきめ細かな電力使用料の監視や供給制御を行なうスマートグリッドなどが挙げられる。
(用語の出展:e-words 事典)
IoT検定制度委員会事務局:
IoT検定運営事務局:株式会社サートプロ 連絡窓口 近森 満
TEL:03-6276-1168 FAX:03-6276-1169